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「あの子の親と仲が悪いから、今すぐうちの子を別のクラスに移して」「うちの子がけがを
して学校を休む間、けがをさせた子も休ませろ」…。保護者が教師に無理難題を言うケースが
各地で急増している。教師が頭を悩ますこうした「理不尽な親たち」について、大阪大の
小野田正利教授(人間科学、教育制度学)は、文部科学省の科学研究補助金を受けて
教育関係者や弁護士、精神科医らによる「学校保護者関係研究会」を発足させ、原因究明と
対策に乗り出した。
「基本料金を日割りで払え」。持ち込み禁止の携帯電話を生徒から取り上げた中学教師は、
保護者にこう言われ、言葉が見つからなかった。
ある幼稚園では、おもちゃを取り合う園児を見た親が「取り合うようなおもちゃを置かないで
ほしい」と申し入れた。小学校の1学年全クラスの担任配置表を独自に作成し、「この通りで
なければ子供を学校に行かせない」と要求した保護者もいる。
小野田教授のもとには、信じがたい親たちの実態が全国の教育現場から続々と集まっている。
先生たちはお手上げだ。文科省調査では、全国の公立小中学校で精神性疾患による教職員
の休職者は一昨年度、病気休職者の56%を占める3559人に達した。10年前のほぼ3倍だ。
研究会メンバーの嶋崎政男・東京都福生市教委参事は「現場感覚でいうと、精神性疾患による
休職の多くに保護者対応による疲弊が関係している」と見る。
「過保護型」「放任型」「過干渉型」。嶋崎参事は、無理難題を言う保護者の養育態度を3種類
に大別する。いずれも家庭内の人間関係に原因がある場合が多く、過干渉型の場合、
親にとって「良い子」を演じる子供が教師の言動を大げさに報告し、事態を悪くすることもある。
このような保護者への対応として、嶋崎参事は(1)複数の教師で対応に当たる(2)専門家の
アドバイスを受ける(3)マニュアルを作る(4)事前研修の実施-などを提案する。(一部略)
ソース:URLリンク(www.sankei.co.jp)
参考:学校でひんしゅく、幼すぎる父母の醜態
URLリンク(www.bnn-s.com)
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