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車と車庫の間にはさまれる、女性死亡／秋田市
８日午後９時４０分ごろ、秋田市太平山谷字貝ノ沢、会社員高橋チサ子さん（５４）方の敷地内で、
高橋さんの長女で男鹿市脇本脇本字打ケ崎、ガソリンスタンド店員加藤由美子さん（３０）が、
後退してきた乗用車と車庫の鉄製シャッターの間に挟まれた。
加藤さんは救急車で市内の病院に運ばれたが、約２時間後に心臓破裂などで死亡した。
秋田東署の調べでは、高橋さん方は敷地入り口から車庫までの間が下り坂になっており、
加藤さんは入り口付近に止めていた乗用車を車庫手前にバックさせようとした。
そばで見ていた夫の幹雄さん（３０）が、坂の途中にあった一輪車をよけようとしたところ、
積んでいたまきごと倒してしまったため、加藤さんも一緒に片付けようとエンジンを切り、車を降りて後ろに回りこんだ。
幹雄さんの説明では、後部のバックランプを点灯させて辺りを明るくしようと、
幹雄さんが運転席側のドアを開けたまま左足で地面に立ち、
右足でブレーキを踏み、ギアをバックに入れた。
しかし、すぐにブレーキから右足を離してしまったため、車がバックしたという。
幹雄さんは車を体で止めようとしたが、加藤さんはよけられなかったとみられる。
同署は、幹雄さんから事情を聴き、車が動き出した際の詳しい状況や原因などを調べている。
（2006/07/09 17:19）
秋田魁新報社
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