06/07/05 20:46:02 0
中国訪問中の民主党の小沢一郎代表は5日、天津市で記者団に対し、北朝鮮のミサイル発射を受けた
経済制裁発動について「そんな簡単にできるものではない」と慎重な姿勢を示し、「圧力より対話」の
姿勢を強調した。
小沢氏は「経済制裁は強制力、軍事力を使うところまで行ってしまう。国民は冷静に考えないといけ
ない」と指摘。政府の制裁方針について「本気で言っているのかと問いたい。6カ国協議もあるのだか
ら、話し合いのなかで解決させていくのが良いと、現時点では思っている」と語った。
小沢氏は同日、中国共産党の李軍対外連絡部局長と急きょ会談。「極東の平和に対する挑戦的な行為。
中国からも北朝鮮に、挑戦的な行動をやめて6カ国協議で解決するよう指導してほしい」と要請した。
6日にも予定になかった王家瑞・中国共産党中央対外連絡部長との会談を行い、「対話路線」を訴える
予定だ。
小沢氏は、経済制裁で「兵糧攻め」にすれば、追い込まれた北朝鮮が、逆に日本に危険な状況を作り
出す展開を懸念しているとみられる。
ただ、同党内にも制裁論は少なくない。同日の党対策本部の初会合では「政府はもっと厳しい対応策
をとるべきだ」との声が出た。他の野党も「経済制裁を含む適切な措置を取ることはありうる」(志位
和夫共産党委員長)「一定の制裁もやむを得ない」(福島瑞穂社民党党首)など制裁容認論に傾いている。
■ソース(毎日新聞)【天津・衛藤達生】
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)