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群馬県高崎市で01年11月、県警高崎署員に職務質問されて逃げた同市の大学1年生、
松岡正浩さん(当時19歳)が覆面パトカーに追跡された後、車にはねられ死亡した事故で、
遺族が群馬県に約2億4600万円の損害賠償を求めた国家賠償訴訟は5日、県が遺族に
賠償金5000万円を支払う条件で、前橋地裁(小林敬子裁判長)で和解が成立した。
訴状などによると、松岡さんは01年11月8日午後9時過ぎ、同市内の市道を自転車で
走行中、覆面パトカーに乗った同署員から「兄ちゃん止まれ」と声を掛けられた。松岡さんは
署員を暴力団員と勘違いして逃走。追跡され、幹線道路に飛び出して乗用車2台に次々と
はねられ死亡した。
遺族は02年3月に提訴し、(1)職務質問がどう喝的で恐怖に駆られて逃走した
(2)サイレンや赤色灯を使用しない違法な追跡だった―と主張。県警側は「職務質問や
追跡は正当で事故との因果関係はない」と責任を認めず、謝罪要求にも応じなかった。
同地裁は昨年8月に和解を勧告していた。
事故を巡っては、「追跡したが見失った」と上司に虚偽報告した巡査長が虚偽有印公文書
偽造罪などに問われ、同地裁で有罪が確定している。
松岡さんの母則子さんは「県警側が責任を認めないと『賠償』という言葉は出ない。
妥協ではなく、大勝利だと思う」と話している。
寺島喜代次・県警警務部長の話 事故に至る過程で県警に遠因はあるが、
当方に責任がないとの認識は変わらない。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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■道路交通法施行令第3章 車両及び路面電車の交通方法
(緊急自動車の要件)第14条
前条第1項に規定する自動車は、緊急の用務のため運転するときは、道路運送車両法
第3章及びこれに基づく命令の規定により設けられるサイレンを鳴らし、かつ、
赤色の警光灯をつけなければならない。ただし、警察用自動車が法第22条の規定に
違反する車両又は路面電車(以下「車両等」という。)を取り締まる場合において、
特に必要があると認めるときは、サイレンを鳴らすことを要しない。