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新宿・歌舞伎町の性風俗店が次々と東京の郊外に「脱出」している。03年からの警視庁や
入管当局による「歌舞伎町浄化作戦」の影響のようだ。新宿から急行で30分ほどの町田駅前
(東京都町田市)もその一つ。昼間は普通の商店街が、夜になると一変する。イメージの悪化を
憂う地元商店主らの地道な取り組みが続く。
平日の午後9時。小田急・町田駅東口につながる幅4メートルほどの通りには、ピンクや
黄色などの広告塔がきらめく。
「キャバクラで小一時間どうっすか」
「おっぱいパブいかがっすか」
東口から南へ300メートルほど歩いただけで、8人の客引きの男に呼び止められた。その1人
(23)は「前は渋谷。町田は稼ぎがいいと聞いて移って来た」と話した。
さらに南に約200メートルの通りには、女性が下着姿で接客するキャバクラやアダルトショップ
などの店が点在している。
「風俗店らしき店」は05年度に69店。住みやすい街づくりに取り組む地元のNPO「にろくの会」の
会員が町田駅周辺の1キロ四方を歩いて調べた結果だ。店が急増した03年度から調べているが、
実態はつかみにくく、外観から推測するしかないという。
町田駅前の商店主や住民たちも「トラブルでもあってこれ以上、街のイメージが悪くなっては大変」
と独自の取り組みを続ける。週5日の夜の防犯パトロール、防犯カメラの設置、04年秋には
「民間交番」も作った。
町田署は昨年度、違法な客引きで35人を逮捕、書類送検した。今年度もすでに5店を摘発しているが、
性風俗店の進出は止まりそうにない。
理由の一つは、警視庁などが03年から歌舞伎町を中心に進めた浄化作戦にあるという。摘発を嫌う
業者が都心から流入しているらしい。裏返しに、歌舞伎町では空き店舗が目立ってきた。
風俗事情に詳しいフリーライターは「歌舞伎町の摘発が落ち着けば『都心回帰』もあるかもしれないが、
商売になるとわかると定着する可能性もある」とみている。
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