06/07/02 02:50:38 0kZ8IVNi0
>>732
そこは難しいところだが、飲酒運転による事故での業過致死はあくまで過失犯なのに対し、
この事件はあくまで故意犯だから。
飲酒とかヤクによる心身の機能低下というのは、故意についてはそれを弱める方向に働くのに対し、
過失については逆にそれを強める方向に働く。酔っぱらっているということは、判断力の低下を意味するから、
故意ならばそれだけ弱くなるが、過失だとそもそも酔っぱらうこと自体に悪性があるから逆に
その度合いを強めることとなるのだ。
このように同じ要因でも、法的評価の仕方によって、被告人に有利か不利かという点で逆方向に働くことがある。