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うつぶせ寝で障害
独協医大越谷病院
3歳男児家族が学校法人提訴
越谷市の獨協医大越谷病院で草加市の男児(３つ)が入院中に重い障害を負ったとして、
男児と家族が十九日までに、同病院を運営する学校法人獨協学園（草加市）を相手取り、
約一億六千六百万円の損害賠償を求める訴えをさいたま地裁に起こした。
訴状によると、男児は生後四カ月だった二〇〇三年五月十二日、
腸閉塞（へいそく）の症状で入院したが、同月十四日午後二時ごろ、
ベッドでうつぶせになり、呼吸が止まっているのを発見された。
男児は蘇生（そせい）措置で一命を取り留めたものの、
低酸素症による脳性まひで重度の障害を負ったとされる。
男児側は「病院には『入院時にうつぶせになると、
自力であおむけに戻ったりできないので気を付けて見てほしい』と頼んでいた。
クッションを置くなどの安全性を高める措置や、継続的に監視をしていれば事故を避けることができた」と主張している。
病院側は「ご家族には誠意を持って説明してきたが、今後については弁護士と相談し対応していきたい」としている。
埼玉新聞 2006年6月20日(火)
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