06/06/05 15:36:23 0
・五輪会場に集った各国代表の選手。その手元にはマウスとキーボード、コントローラーが。
張り詰めた空気の中で、新種目「ビデオゲーム」の競技が始まった。―こんな光景を実現
させようと、米企業が次回開催国となる中国に対し、熱心に働きかけている。
ビデオゲーム大会などのイベント開催で知られる米グローバル・ゲーミング・リーグ
(GGL)は、08年の北京五輪に、ビデオゲームをデモンストレーション種目として導入
すべきだと主張。中国政府との交渉を続けている。
同社のテッド・オーウェン会長は「近年、五輪への関心は低迷している。新たな種目を
加えて、若者の心をつかむことが必要だ。冬季五輪にはスノーボードが導入され、瞬く
間に人気種目となった。ビデオゲームにも同様の効果が期待できるはず」と説明。
さらに「中国のゲーム市場は急成長している。ビデオゲームが新種目としてデビュー
するのにふさわしい場所だ」と力説する。中国側はこの提案に、「非常に高い関心」を
示しているという。
しかしIOCは92年以来、デモンストレーション種目の実施を中止しており、再開の
予定はないとされる。また、五輪広報紙の編集者で内部事情に詳しいエド・フーラ氏は
「IOCでは今、子どもたちをコンピューターから引き離そうとする運動が展開されている。
ビデオゲームを新種目にしろという主張は、喫煙を競う種目を認めろと言うのと同じ
ようなものだ」と指摘する。
ビデオゲームはIOCがスポーツとして認めた競技のリストに入っていない。新種目が
導入されるとすれば、すでにリストにあるビリヤード、綱引き、チェスなどが先だろう。
だがこうした指摘を受けても、オーウェン氏は強気の姿勢を崩さない。「中国政府の
承認を得た後でIOCに却下されることはあり得るが、その場合は五輪スタジアムの
すぐ隣で大会を開くつもりだ」と話している。(一部略)
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