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村上ファンドの村上世彰氏が5日、東京証券取引所で緊急会見を行い
日本放送株をめぐるインサイダー取引を認め、謝罪しました。
村上氏はおととし11月と去年1月に、当時のライブドア幹部である堀江貴文被告
(33)や宮内亮治被告(38)らから、「ニッポン放送株を買いたい」との意向を
聞いたということです。村上氏は「もうけるつもりはなく、罪を犯すつもりはないが
聞いてしまった」とインサイダーの容疑を認め、「プロ中のプロとして恥ずかしい。
ミステーク」だったと謝罪しました。
また、過半数の株式を保有する阪神電鉄株については、阪急HDのTOB=株式公開買い付けに
応じる意向を明らかにしました。阪神に示していた株主提案も取り下げるとしています。
また、村上氏は、今回の責任を取って、自らはファンドの世界から身を引くとしていますが、
シンガポールを拠点として、ファンドとしての事業は存続させたいとしています。
先週末の取引で一斉に値を下げた、いわゆる「村上銘柄」は、5日は松坂屋やTBS、住友倉庫が
一斉に買われて値上がりしました。一方、阪急によるTOBが行われている阪神電鉄株は1円安の
930円で、TOB価格の930円ちょうどとなっています。
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