06/05/09 03:18:23 0
・東京弁護士会に所属する小倉秀夫さんのブログに寄せられるコメントの数は多い時でも
日に20前後だった。それが昨年2月初め、10倍近くに急増した。普段はIT関連について
考えを掲載している。そこに他人のブログをしつこく投稿する行為をいさめる意見を載せた。
その直後のことだった。コメントの大半は批判だ。名前欄は匿名だった。
回答しないと「このまま逃げたらあなたの信頼性はゼロになりますよ」
反論すれば、再反論が殺到した。議論の場から離れることを許さない「ネット右翼」だ。
数年前からネット上で使われ出した言葉だ。自分と相いれない考えに、投稿や書き込みを
繰り返す人々を指す。右翼的な考えに基づく意見がほとんどなので、そう呼ばれるようになった。
このブログを毎夜見つめる男性が東京の下町にいた。自分でもブログを持ち「炎上観察記・
弁護士編」と題するコーナーを設けている。30代半ば。かつては小説を出版したこともあるが、
いまは無職。両親と同居し昼夜逆転の生活。
男性のブログは、匿名掲示板や軍事をテーマにしたサイトともつながる。「観察記」を
見た人がどんどん小倉さんのブログに集まってきた。
「たかだか2、300の批判で黙られても困りますねえ。あれじゃ議論にならない」男性は冷やかす。
「朝日新聞を筆頭に既存メディアの報道に感じる違和感を消化するため、僕は僕なりの
考えで調べ、主張する」
◇
炎上を眺めていた30代の大学教員。「左翼的な意見に批判的な私たちは、自由に語れる
場がなく窮屈な思いをしてきた。ネットの普及がはけ口をくれた」
ネット右翼を「素朴な愛国心から過激な民族主義に至るまで、雑多な主張の総体」とみる。
◇
小倉さんのブログは閉じられた。議論することに煩わしさは感じない。それでも思う。
「あれはもはや、議論とはいえない」
(抜粋)※ソースは朝日新聞(5月5日付、ばぐ太書き起こし)
※有志によるキャプチャ画像:URLリンク(up2.viploader.net)
(見られない場合はご容赦を)
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