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・拉致被害者、横田めぐみさん=拉致当時(13)=の母、早紀江さん(70)と、支援組織
「救う会」の島田洋一副会長が二十七日午前(日本時間二十七日深夜)、米下院の
公聴会で拉致問題について証言した。公聴会は米国の「北朝鮮人権法」の実施状況の
点検が目的で、早紀江さんらの証言が、米国の北朝鮮政策に反映する可能性がある。
早紀江さんは証言の冒頭、めぐみさんが中学校からの下校途中に拉致された経緯や、
日本政府がめぐみさんを拉致被害者と認定してから九年が経過したが、いまだに救出
できていない現状などを説明。「なぜ、助けられないのか、口惜しくて、悲しくて
たまりません」と訴えた。
北朝鮮側が「死亡」としているめぐみさんら八人の「死亡診断書」などは、日本政府の
精査の結果、「すべて信じるに値しない」と指摘。一昨年十一月にもたらされためぐみさんの
「遺骨」はDNA鑑定の結果、他人のもので年齢も違う二人の骨だったことが判明したと
報告した。北朝鮮側が提供してきた拉致直後とみられるめぐみさんの写真を掲げ、北朝鮮の
非道ぶりをアピール。最近の動きとして、めぐみさんの夫が韓国人被害者であることが確実と
なったことや拉致被害国が十二カ国に上っていることにも触れた。
早紀江さんは最後に「世界が心を合わせ、『拉致は許せない。全被害者をすぐに返しなさい。
それがないなら経済制裁を発動します』とはっきり言っていただきたいのです」と訴えた。
訪米中の横田早紀江さんら拉致被害者の「家族会」と支援組織「救う会」のメンバーらが
ブッシュ大統領と面会することが決まった。現地時間二十八日午前(日本時間二十九日
未明)にホワイトハウスで面会する予定。家族会などの意向を受けた関係機関が米政府首脳
との面会を模索していたところ、面会が実現することになった。直接、拉致問題解決に向けて
協力を要請することができれば、訪米の成果はさらに大きなものになる。(一部略)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
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