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★政府、ウィニー対策ソフトを開発へ 実用化は不透明
・ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介した機密情報流出が社会問題となっている
ことを受け、政府は、電子情報の流出やウイルスの被害を防ぐ新型セキュリティーソフトの
開発を決めた。5月に産官学共同の開発チームを発足させ、今年度中に試作品を作る。
07年度から政府機関で試験運用を開始。改良を重ね、完成品は民間に提供する。
政府が自ら対策ソフト開発に乗り出すのは異例だ。ただ、開発する際に技術的な困難が
あるうえ、どこまで普及するかわからず、ウィニー対策の決め手になるか不透明だ。
開発にあたるのは、内閣官房の情報セキュリティセンター。内閣官房では、このソフト
開発を含む約140の施策を盛り込んだ行動計画「セキュア・ジャパン2006」をまとめ、
28日の「情報セキュリティ政策会議」(議長・安倍官房長官)に報告する。
従来の対策ソフトの多くは、事前に登録したウイルスの侵入や感染を防ぐだけ。最近は、
ウィニーなしでも情報流出させるウイルスも登場。政府は「最も確実な対策はパソコンで
ウィニーを使わないこと」(安倍官房長官)と、異例の使用自粛を国民に呼びかけていたが、
政府の電子情報流出を防ぐため、根本的な対策が不可避と判断した。
開発するのは、ウィンドウズなどの基本ソフト(OS)に近い性質を持ったバーチャルマシン
(VM)と呼ばれるソフト。パソコン内部のデータ全体の動きや、外部とのデータのやりとりを
監視する。異常な動きを察知すると、ウィニーなどの問題ソフトを自動停止させる。政府は
「新種のウイルスにも柔軟に対応できる」としている。
中国など世界各国では、セキュリティー対策を組み込んだ新OSの開発競争が盛ん。
政府は、日本製OSの開発による市場の混乱を避けるため、VMを用いたセキュリティー
ソフトの開発を選択した。
URLリンク(www.asahi.com)
※元ニューススレ
・【Winny】政府、産官学で「ウィニー」対策ソフトを開発へ
スレリンク(newsplus板)