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★また法廷内で騒動…二審も「明け渡し判決」で寮生抗議
・東北大学（仙台市）が学生寮の明け渡しを寮生らに求めた訴訟の控訴審判決で、
仙台高裁は２５日、大学の主張を認めた一審判決をほぼ支持し、あらためて明け渡しを
命じた。寮費などに相当する寮生らに対する賠償金額などを一部変更した。
判決後、寮生ら約３０人が法廷内で「不当判決」などと連呼して騒いだため、高裁が
退廷命令を出した。警察官数十人が裁判所敷地外に出るよう促し、騒ぎは約十分で
収まった。
小野貞夫裁判長は判決理由で「寮が公用として使用されなくなれば、寮生の入寮
許可は失効していると考えるべきだ」とした。
判決などによると、東北大は２００３年３月末、老朽化し地震による倒壊などの恐れが
あるとして、仙台市内の「有朋寮」の使用停止を決めた。寮生がその後も使用し続けた
ため、大学が同年１０月に提訴した。
０５年９月の一審判決も、寮生らが「裁判をやり直せ」などと廷内に居座り、仙台地裁が
退廷命令を出す騒ぎとなった。
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