06/03/32 14:24:19 rUq7HaTX0
>>788
「バフロンズの開発」
世界の肉不足は、最近の大きなニュースの一つです。
安くて大量の肉を得るためには、牛や豚ばかりに頼ってはいられません。
狭い国土のわが国では、成長期間が長く、生まれる数の少ない牛などより、
鶏肉をもっと利用する必要があります。
そこで私は、太って肉が多いといわれる中国産のバフコーチンとブロンズ種の
七面鳥とから、 新しい肉用鳥の開発に取り組みました。
研究期間五ヶ年、やっと新しい品種『バフロンズ』が誕生しました。
体重二十キロ、体高六十センチ、卵も年百個は生みます。
体重はコーチンの四倍もあり、肉質も良く味も良いのです。
今では日本ばかりではなく、世界各国で飼われ、肉用種としてばかりでなく、
おとなしく、人になれ易い性質のため、子供たちにも人気があります。
今日も研究室の庭では、子供たちがバフロンズと楽しく遊んでいます。
秋篠宮殿下の小学校卒業作文 江森敬治著「秋篠宮さま」毎日新聞社より