06/02/16 02:00:17 E88/Mj7w0
東京裁判を批判することは、薮蛇になるよ。東京裁判とその権威は、占領政策そのもの
だから、東京裁判を批判することは占領政策を受け入れた当時の日本の関係をも
非難することになる。韓国で日本統治時代を全否定しだすと、日本統治に協力した
韓国民まで非難するようになるのと同じ。それで一番こまるのは、自民党だよ。
日本国がポツダム宣言を受諾し、戦勝国に日本国の統治権を無条件で譲渡したのを受け、
占領政策実施のために極東委員会が設置され、その下部機関としてのGHQが設置された。
東京裁判も日本国に無条件の服従を求めうる権限を極東委員会によって与えられていたから、
東京裁判の権威を否定すると言うことは、極東委員会を否定することであり、さらに言えば
戦勝国や占領に協力した自治政府の関係者の権威や存在まで自己否定するところまで
行き着いてしまう。
裁判の是非はともかくとして、無条件の権限が極東委員会に与えられている以上、
東京裁判もなにものにも縛られず日本政府や日本国民を処罰できたと考えるべき。
それがポツダム宣言受諾の意味するところだもん。そして、当時の日本政府は極東委員会や
GHQの権威と権力を認めて、自治政府に甘んじた。
もし、東京裁判やGHQの決定や権限に疑義を主張するなら、理不尽な命令に唯々諾々と
従った日本自治政府の政治家の責任までもが問われることになりかねない。それは、
サンフランシスコ平和条約の精神に反するし、占領解除の前提としての占領政策の原則継承
にも違反することになる。
東京裁判が日本の無条件降伏によって権威づけられる以上、なにをやろうがそれは
合法だし有効だよ。文句があるならポツダム条約の無効を宣言し、それを肯定したサンフランシスコ
平和条約を破棄するしかない。