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◇フランス:移民選別受け入れ法案提出へ 昨秋の暴動受け
【パリ福井聡】来春の仏大統領選挙の有力候補、サルコジ内相は5日付の
仏ジャーナル・ド・デマンシェ紙との会見で、移民を受け入れる際、技術者などを
優遇する一方、国家利益に沿わない場合は入国を厳しくする法案を9日の
閣議に提出すると表明した。昨秋の移民系若者による暴動を受け、
移民受け入れでの選別化を明確にする形だ。
同紙によると、内相は「我々に打撃を与えるような移民でなく、新たな移民基準に合う
場合のみ受け入れる。すべて受け入れる時代は終わった」と強調。例えば、科学者、
コンピューター技術者、芸術家、経済振興に貢献できる者などには3年間の
滞在許可証が与えられたり、仏人学生数が少ない分野では外国人学生は優先される。
一方で、正規書類を持たないまま10年以上滞仏する外国人には、自動的に
居住許可証が更新されないようになる。また、10年間の滞在許可証を与えられた者は
仏語を学び、男女同権などの仏法規順守を証明しなければならない。また移民が家族
を呼び寄せる場合は給与で賄えることを証明せねばならない--など。
欧州では近年、不法滞在移民による犯罪の増加などから、移民制限を強める傾向が強まっており、
同様の移民受け入れの差別化はドイツやオランダなどでも進んでいる。
ソース(毎日新聞)URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)