06/01/14 12:22:18 bOe0jwCr0
景気が回復したと妄言が言われている今、社会が平和ぼけしている証拠だ。
結果を出したモノが、高い報酬を貰うのは資本主義だから当然として、
今の日本はそうではない。既得権に守られたモノ、そうでないモノ。
事実上崩壊した終身雇用に守られたモノ、そうでないモノ。大企業と言う
カテゴリーに守られたモノ、そうでないモノ。
そんな状態の中で、資本や資産が、歪んだ形で振り分けられている。
公正な競争のある社会である程度格差が、できるのは理解できる。
それは最終的に世界の中での競争力向上に繋がるからだ。
しかし、そうではない状態で、格差が広がることは資源も、各種自給率も
各種国際的な権益もない、日本にとって致命的になると言うことを理解していない
人間が多すぎる。
また、後者の状態で成功や繁栄した国家は歴史上存在しない。
日本の輸出産業も近代文化も、各種インフラ、流通、サービス業も、ある程度
矛盾があるモノの、前者の状態が、合ったからこそだと言うことを理解しな
ければならい。
日本の人口減少と格差拡大は日本の内需に大きなダメージを与えるだろう。
同時にその時になって、日本の競争力の原動力となった、中間的購買層の
喪失が、日本の各種企業の競争力にも繋がっていたが、そしてそれが失われて
いくのが理解できるだろう。
各種社会制度は破綻寸前、税収はあって50兆円の程度の国家財政は地方を含め
ると1000兆円の借金。 輸出産業の市場は北米依存。そのライバルの北米企業
は業績不振。新しい技術開発は膨大な資金がかかる割には遅々として進まない。
仮にその道筋が出来たとしても、その時点で、各権利、利権の奪い合いで、
混乱している。その上、アジアの新興市場の急激かつ、膨大な消費の拡大は
資源エネルギーの高騰と静かなインフレを招いている。それは即ち、大量生産、
大量消費、永続的成長を前提とした近代資本主義の限界が見え始めている証拠だ。
このような状態の中で、君たちがどのような職業につき、現在どのように
生活をしているかは知らないが、自分の将来だけは大丈夫と楽観的な考えを
持つのは後々後悔するから辞めた方が良い。
あえて、言うなら、日本が今より良い状態が来ると言うことは決してない。
そう考えて、現在を行動しろ。