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日本経団連の奥田碩会長は10日午後の定例記者会見で、今年の春季労使交渉で焦点になると
見られている賃上げについて、「各経営者が個別に判断すること。他の企業と同じにしなければとか、
格差が開きすぎるとか、そういうことを考える必要はない」との見方を示した。
その上で、「(格差を付けられた企業でも)労使が一体になって努力すれば
賃金が上がる可能性はあるのだから、そうすればいい」と述べた。
また、「格差があるにしても、差を付けられた方が凍死したり餓死したりはしていない。
多少の不平等は社会の中で当然出てくるもので、あまりに勝ち組・負け組と言いたがるのが
そもそもの間違いだ」との認識も示した。
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