05/12/14 01:46:59 0
民主党の前原誠司代表の米中歴訪は13日、要望していた胡錦濤国家
主席との会談が実現しないまま主要日程を終えた。
中国側は事前調整で同日午後に胡氏か曽慶紅副主席らトップクラスの
要人会談を設定する方針を示していたが、直前になって「都合がつかない」
と通告してきたとされ、前原氏が8日のワシントンでの講演で中国脅威論
などをぶち上げたことに反発した可能性が高い。
前原氏は米中歴訪で、「アジア各国との良好な関係構築が日米同盟
強化にもつながる」と強調し、「対米一辺倒」の小泉純一郎首相との違い
をアピールする戦略だっただけに、前原外交のデビュー戦は空振りに
終わった格好だ。
前原氏は12日の北京の外交学院での講演で、首相の「日米関係万能論」
を批判し、「隣国との友好関係を築かずに世界の平和と安定に貢献しようと
思っても夢物語に終わる」と強調した。
しかし聴衆の学生らからはワシントン講演で「中国の軍事力増強は
現実的脅威」とした発言への真意をただす質問が続出。呉建民院長が
「日本の軍事力も中国への脅威で、前原氏の論理はまったく成り立たない。
冷戦時代の発想だ」と切り捨てると、会場から拍手がわく場面もあった。
米国で前原氏はイラク対応について「(米軍の)出口戦略が見えない」
と指摘しつつ、自衛隊の派遣延長への反対を表明。しかしバーンズ国務
次官に「イラクの政府がつくられようとしているときに邪魔をする政府は、
責任ある政府に値しない」との言葉で、民主党の「政権担当能力」への
疑問を提起されるなど、すれ違いも際立った。
前原氏は13日夜、北京市内で記者会見し、中国要人との会談見送り
について「靖国問題が解決しても、すべてがうまくいくわけでないことが
明らかになった」と中国側の対応を批判。同時に「誰かに会うために自説
を曲げることがあってはならない」とも強調した。
ソース(nikkansports) URLリンク(www.nikkansports.com)
前スレッド スレリンク(newsplus板)