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日本航空の運航乗務員が自宅のパソコンに保管していた業務情報がインターネット上に
流出していたことが8日分った。情報には、羽田や成田など国内16空港とグアム空港の
空港制限区域に入る経路の暗証番号も含まれており、同社は各空港に暗証番号の変更や
保安強化を求めるなどの緊急対策を取った。
日航によると、乗務員は同社ボーイング767乗員部所属の男性副操縦士(29)。
03年12月から、自分の趣味でネット上でファイルを交換したり共有できるソフト
「ウィニー」を自宅パソコンで使用していたが、最近、ウイルスに感染した結果、
空港の暗証番号や運航マニュアルなど訓練資料、本人の訓練記録などの社内情報が
流出したという。7日、国土交通省がネット上の掲示板などに流出していることを
見つけ日航に通報した。
暗証番号は、空港内の日航施設から搭乗口など制限区域に通じる経路の電子ロックを
開錠する3~5ケタの数字や記号。空港外部から税関エリアなどを抜けて飛行機に
達するような経路はないという。
同社では業務情報の社外持ち出しは地上職員については禁止。乗務員などにも持ち出しや
管理方法を定めており、副操縦士の処分を検討する。また今後ファイル共有ソフトの
使用厳禁などを社員に徹底する。
ほかの対象空港は、新千歳▽仙台▽中部▽関西▽福岡▽伊丹▽岡山▽那覇など。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)