05/10/20 09:51:12 Q0xCu0PF0
●遺棄化学兵器処理 中国案では1兆円超 施設分散を要求、膨張
中国に遺棄されている旧日本軍の化学兵器の廃棄処理をめぐり、
日中両国が交渉を進めてきたが、中国側の要求を受け入れた場合、
日本の拠出金は一兆円超となる見通しであることが、日本側の
非公式な試算でわかった。処理施設を一カ所に集中させる日本案
に対し、中国側が複数設置を求めているためだが、遺棄砲弾数を
めぐる認識でも日中間には三倍近い開きがある。付帯施設の
建設費などが加われば、日本の負担は地滑り的に膨張する公算が
大きく、処理事業は苦境に立たされ、ぎくしゃくする日中関係を
さらに悪化させる可能性がでてきた。
(中略)
日本側は、砲弾をメーンプラントと位置付けるハルバ嶺に集め、
一括最終処理する案を提示していた。
これを前提に内閣府が見積もった当初予算は二千億円。年内に
国際入札で参加企業の選定に入る方針だが、遺棄砲弾数を
めぐっても中国側は「二百万発」と主張し、七十万発とする
日本側の認識と大きな隔たりがある。
一方、費用の使途をめぐっても、今後の議論を呼びそうだ。
例えば、・査活動に協力した中国人スタッフに日本側が支払った
日当は百ドル。ところが「実際に本人たちに支払われるのは十元
(約百三十円)程度」(関係者)とウれ、中国側による中間搾取
の構造が透けてみえる。
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