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★バスレーン監視 年収1000万円 大阪市交通局
・朝夕の交通渋滞時にバス専用レーンの通行を妨げる違法駐車を監視するため、大阪市
交通局が70人の職員を配置し、年7億2千万円の人件費を支出していることが3日わかった。
1人当たりの平均年収は1千万円を超える。市議会などから「市職員の厚遇ぶりを象徴する
仕事内容で、非効率きわまりない」と批判が出ている。
市交通局によると、違法駐車がバス走行の妨げになり始めた77年から配置。午前7~9時
と午後5~7時に、渋滞の激しい約20カ所で、違法駐車しようとする車に「ここはバス専用
レーンです」と声をかけて移動を促している。
勤務時間は朝のラッシュ向けの場合、午前6時20分に市交通局(同市西区)に集合。40分
かけて監視場所に移動し、仕事を終えると再び40分かけて同局に帰って休憩。午前10時
40分からまた40分かけてバスターミナルなどに移動して乗客案内をし、再び40分かけて
同局に戻る。勤務時間は8時間半だが、実働は4時間50分という。
職員は30代後半から50代のバス運転手経験者で、平均年収は1035万円。市交通局は
「大阪は他の都市に比べて違法駐車が多い。バス運転の経験者の方が効果的だと判断した」
としている。
3日の市議会決算委員会でこの問題を取り上げた辻義隆議員(公明)は「働き盛りの30、
40代を立っているだけの仕事にあてており、管理者責任が問われる。同僚と雑談している
だけの職員も多数いる」と批判した。
横浜市では違法駐車を監視するため、14人の嘱託を雇っているが、1人当たりの人件費は
年280万円ほど。神奈川県警の駐車監視員制度が来年6月に始まるのにあわせ、
今年度末で廃止する。
神戸市はシルバー人材センターに年700万円で監視を委託。京都市は「バス専用レーンを
確保するための事業はしていない」としている。
URLリンク(www.asahi.com)
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