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香港上海銀行(HSBC)は2005年9月28日、世界10カ国・地域で実施した
「退職と老後」に関する意識調査の結果を発表した。日本人は、自分の
老後について楽観的である一方、7割近くが退職後の生活について「準備
していない」ことがわかった。
対象は、ブラジル、カナダ、中国、フランス、インド、日本、香港、メキシコ、
米国、英国の10カ国・地域の成人。それぞれ、老後の希望、夢、優先事項、
心配事など問題になる事柄について質問した。有効回答数は1万1453人。
内訳は、インド、中国、日本が各約1400人で、他の国・地域は約1000人。
「老後の心配」では、「生活費」「死」「家を失うこと」など9項目をあげて、
懸念している人の割合を出した。それによると、どの国・地域でも「病気に
なること」の割合が最も高く、日本では75%に達していた。
しかし、日本では、その他のほとんどの項目で心配している人の割合が
少なく、「家族の重荷になる」(36%)、「記憶力の衰え」(26%)、「孤独」
(16%)、「死」(10%)、「退屈」(9%)、「家を失うこと」(5%)はそれぞれ最低。
あとの2項目も、「生活費」(29%)、「配偶者より長生きする」(26%)が、
ブラジルに次いで2番目に少ないという結果だった。逆に、フランスは
すべての項目で、懸念している人の割合が他の国・地域よりも高かった。
日本人の老後に向けた準備は、「新聞・雑誌などを読む」の18%、「必要
資金と収入の分析調査」の7%、「友人・親族に相談」の5%がベスト3となった。
その一方、「準備していない」は67%にのぼり、将来について楽観的で、
とくに準備もしていない日本人の姿が浮き彫りになった。
■関連情報
・香港上海銀行のWebサイト URLリンク(www.hsbc.co.jp)
ソース(日経BP)
URLリンク(nikkeibp.jp)