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★<雲仙火砕流>被災カメラの映像、音声を復元 日本テレビ
・43人の犠牲者を出した長崎県雲仙・普賢岳大火砕流(91年6月3日)で被災し、今年6月、
同県島原市で14年ぶりに発見されたテレビカメラの映像と音声の復元に、カメラを所有
していた日本テレビとメーカーのソニーが成功した。火砕流に襲われる直前の貴重な映像
が約6分間、記録されていた。日本テレビは「災害と教訓を風化させず、防災にも役立てば」
と番組制作を進めており、10月17日に放映される予定だ。
映像は、雨の音とともに始まる。当時報道陣は山頂から約4キロの通称「定点」(島原市
北上木場町)で撮影していた。午後4時8分の大火砕流の一つ前、同3時57分に起きたと
思われる火砕流の黒煙が巨大に成長する様子が映っている。
「これはすごい」などの声が報道陣から上がる。「火山灰が周りを取り囲んでいます。
非常に焦げ臭いにおいがします」とリポートするテレビ局のスタッフ。「ちゃんと撮れてる?」
「撮れています」というカメラマンのやり取りも記録されている。
そして「大変危険です、避難してください」と3度呼びかける警察官。レインコート姿で山に
向かう毎日新聞写真部の故・石津勉記者(当時33歳)らを映し、午後4時8分の大火砕流後、
不意に地面を向いて終わるという。
カメラは災害で亡くなった小村幸司カメラマン(同26歳)と、ビデオエンジニアの狐崎(こざき)敦
さん(同30歳)が使っていたもの。火砕流の衝撃で壊れ、内部までぎっしり火山灰が
詰まっていた。ビデオカセットも熱で変形し、映像が残っていると思える状態ではなかった。
ソニーで縮んだテープをゆっくりはがし、40度の熱を1週間加えて平面に近づけた。再生時に
竹ぐしを使ってテープの流れを調整するなど試行錯誤の末に7割の映像を回復、音声はほぼ
完全に再現できた。
日本テレビは遺族や関係者に映像を見せて放送の承諾を取り、番組制作を進めている。
映像は10月17日午前0時25分から日本テレビ系「ドキュメント’05」で放送される予定。
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