05/07/11 20:45:17 Jn0NwxVA0
【人権抑圧国が牛耳る国連人権委員会は、先進国へのテロ活動の拠点(・∀・)/】
拉致事件で、中国の代表
は今回の審議でも「北朝鮮がすでに多数の諸国と対話を始めた」とか「決議の
採択は朝鮮半島の緊迫を高める」という理由をあげ、反対の演説をとうとうと
ぶっていた。「救う会」の島田氏らは二年前に国連人権委員会の強制的失踪
(しっそう)作業部会に拉致事件の窮状(きゅうじょう)を申し立てたが、
拒まれた。北朝鮮がなにも対応を示さないため、という理不尽な理由からだった。
同じ人権委員会はその一方で九〇年代には日本の戦争中のいわゆる「慰安婦問題」
を再三にわたって取り上げ、スリランカ代表が作成した「報告書」など極端に
選別的なアプローチで日本を糾弾し続けているのだ。国連でのこの種の関係各
国の政治的な駆け引きは日本側のODA(政府開発援助)依存外交をあざ笑うのか
と思えるほどみごとに、日本の期待や願望を踏みにじり、裏切っている。
国連人権委員会のいまの議長国はカダフィ大佐の独裁で悪名高いリビアである。
自国内で人権を弾圧する国であればあるほど、この人権委員会に入り込み、内部
から国連による自国への非難を阻む、という実態は周知となった。だからこの委
員会では中国に関してチベットや新疆での少数民族の弾圧や気功集団「法輪功」、
民主活動家の弾圧への非難の動きなど、芽のうちに摘まれてしまう。国連では人
間の基本権利の擁護という最も普遍的かつ人道的であるはずの領域でも、日本国
民の大多数が描く崇高なイメージとは対照的に、加盟各国の独善の政治思惑がぎ
らぎらと発光する。個々の国家の利益や計算の追求が生むなまぐさい空気が公正
であるはずの論議の場をおおい尽くす。 日本人拉致事件をめぐる国連人権委員
会での日本の体験は国連のこんなしたたかな現実をいやというほど明示したのだった。
(ワシントン 古森義久)