05/12/28 14:31:29 pb5XeAXk0● BE:421373489-
(前略)
強い横風が原因、とみられている。運転士も「突風で車体がふわっと浮いた」と話しているという。
雪国では冬の嵐に見舞われ、台風並みの強い風が吹き荒れることが珍しくない。その風にあおられたら
しい。現場付近の風速は毎秒約20メートルで減速規制するほどでなかったというが、平時と同じ時速
約100キロで最上川の橋梁(きょうりょう)を渡ったことに問題はなかったか。突風とは言いながら、
風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。
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暴風雪警報下、日本海沿いに走るのだから、運行には慎重であってほしかった。
風速25メートルで速度規制、30メートルで運転中止--というマニュアルに違反していない、との説明にも
納得しがたいものがある。設置場所が限られた風速計に頼っているだけでは、危険を察知できはしない。
五感を鋭敏にして安全を確認するのが、プロの鉄道マンらの仕事というものだ。
しかも86年の山陰線余部鉄橋事故などを引き合いにするまでもなく、強風時の橋梁が危ないことは
鉄道関係者の常識だ。ましてや「いなほ」は秋田県の雄物川では風速25メートル以上だからと徐行したという。
現場では計測値が5メートル低いと安心していたのなら、しゃくし定規な話ではないか。
(後略)
(毎日社説)特急転覆 安全管理で浮ついてないか
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