06/10/28 02:09:34
アニメ製作会社大手のGDHは、平成19年3月期(18年4月から19年3月)の中間及び通期の
業績予想の修正を発表した。
新たな業績予想は大幅な下方修正となり、中間期の連結売上高は当初予想の57億円から
47億円に引き下げられた。また、これまで3億2000万円とされていた経常利益は
8億5000万円の経常損に、1億8400万円とされていた中間純益は8億5000万円のマイナスとなり、
ともに赤字に転落した。
さらに通期予想では売上高110億円は85億円、経常利益は6億200万円から16億円のマイナス、
当期純利益は3億4500万円から16億円のマイナスに引き下げられた。
このため19年3月期に同社の決算は、中間期、通期で経常利益、純利益ともマイナスに
なることが見込まれる。
GDHによれば今回の業績修正の理由は、ビデオグラム(DVD・ビデオ)の発売収入、
版権収入が減少したこととキッズ・映画事業の売上高が当初想定を大幅に下回ったため
であるとしている。
また、同社が設立したコンテンツファンドをグループの完全子会社としたことから、
当初想定していたコンテンツファンドから同社が受注するアニメ制作の売上げと収益の
計上が見込めなくなった。
さらにDVD市場の環境悪化からアニメ制作の新規受注を抑制しており、こちらも
減収減益要因となる。
同社の業績修正は、夏に公開された大作劇場アニメ『ブレイブストーリー』の興収が、
当初の期待ほど伸びなかったことが大きな理由と考えられる。
また、今回の発表によれば、同社が積極的に手掛けてきたマニア向けDVDの販売も
好調とはいえない。同社の経営陣には、今後の事業の収益化のための経営立て直しが
求められることになりそうだ。
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