06/10/31 23:55:08
バンダイナムコゲームスは,田中芳樹原作のベストセラー小説「銀河英雄
伝説」の商品化権を獲得したことを明らかにした。そしてその第一弾として,
2007年秋にキャンペーン型リアルタイムストラテジー「銀河英雄伝説」(仮称)を
発売する予定だ。
銀河英雄伝説は1982年に第1巻の「銀河英雄伝説I 黎明篇」が刊行され,
1987年の第10巻「銀河英雄伝説10 落日篇」で完結したSF小説。「銀河帝国」
「自由惑星同盟」などが,銀河系を舞台に繰り広げる攻防を描いた作品だ。
本伝のみならず外伝(全4巻),OVAでのアニメシリーズ(本伝110話,外伝52話),
コミック(全12巻)も含め,現在にいたるまで多くのファンが支持している。
ゲームとしては,ボーステックがストラテジーゲーム化してリリースしていたことを
覚えている人も多いだろう。だが,銀河英雄伝説の版権を管理しているらいと
すたっふと,ボーステックとの間で結ばれていた版権許諾契約が2005年4月に
解除され,旧作を含むボーステック販売タイトルの一切は,市場から姿を消している。
この結果として宙に浮いていた銀河英雄伝説の商品化権を,今回バンダイ
ナムコゲームスが取得し,新作タイトルをリリースするという流れのようだ。
本作でプレイヤーは,銀河帝国か自由惑星同盟の陣営を選択し,さまざまな
戦場で艦隊を率い,敵軍と戦うことになる。原作に登場したキャラクターや,
艦艇も登場するほか,原作を再現した会戦も用意されるとのことなので,
ファンならば物語の追体験を楽しめるだろう。
なお基本的にはシングルプレイ専用タイトルではあるが,リリース後1年間は
インターネットを通じた2対2の対戦にも対応する予定(その後は未定)。
本作の開発元はマイクロビジョン。ちなみに同社は,これまでにも銀河英雄
伝説のゲームを開発してきた実績を持つ。ボーステックがリリースした「銀河
英雄伝説VII」も,マイクロビジョンが開発したタイトルである。
ただし,バンダイナムコゲームスがリリースを予定しているのは,これまでに
マイクロビジョンが開発してきたタイトルの続編や,新バージョンということでは
なく,完全な新作であるとのことだ。(TeT)
銀河英雄伝説(仮称)
URLリンク(www.bandaigames.channel.or.jp)
■開発元:マイクロビジョン
■発売元:バンダイナムコゲームス
■発売日:2007/秋
■価格:未定
4Gamer.net
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