06/09/26 10:08:56
香川県警生活環境課などは25日、インターネットのオンラインゲーム内で、
財産に当たるアイテムをだまし取ったとして詐欺の疑いで東京都練馬区大泉町、
無職、伊藤進一容疑者(24)=不正アクセス禁止法違反の罪で起訴=を再逮捕した。
仮想世界でのアイテムや通貨は法的な位置付けが不明確。
ネットを通じアイテムを売買するリアルマネートレード(RMT)市場が巨大化する一方、
詐欺などの不正行為が問題になっていた。
警察庁情報技術犯罪対策課は「仮想世界でのアイテム詐取を詐欺容疑で
立件するのは全国初」としている。
伊藤容疑者は「1年間で100人以上からアイテムをだまし取った。
(ゲーム内で)もうけたかった」と供述しているという。
調べでは、伊藤容疑者は6月24日午後6時半ごろ、オンラインゲーム
「メイプルストーリー」内で、千葉県内の男子高校生(18)からアイテムを受け取り、
約束した代金を支払わずにすぐにゲームを終え、「逃走」した疑い。
だまし取られたアイテムは高校生がゲーム運営会社から1300円で購入。
生活環境課は「被害者が購入した『ゲーム内でサービスを受ける権利』を奪い、
財産上不法な利益を得た」として詐欺容疑で逮捕した。
「メイプル」は大勢の人が自分の分身を操り、仮想世界を一緒に冒険するゲーム。
運営会社によると、延べ100万人以上が参加登録している。
ゲーム業界団体や警察によると、RMTの国内市場は約150億円。
詐欺やパスワード盗難などが頻発しており、関連の法整備が今後の課題になっている。
産経新聞 09/25 23:27
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