06/02/02 19:52:28 BE:68755788-
モーツァルトの楽曲を職場に流す「環境音楽」によるリラクゼーション効果を実証しようと、
鳥取大学医学部保健学科の深田美香助教授(42)が、地元事業所で働く人を対象とした
調査に取り組んでいる。病院などでの臨床研究はあるが、実際に職場での調査は珍しい。
折りしもモーツァルト生誕二百五十年。かの名曲と身体との相関関係がデータ上で証明
されるかどうか、注目される。
既にモーツァルトの音楽を職場で流している東京印刷(米子市両三柳)と、調査に
合わせて導入する山陰アシックス工業(境港市渡町)で、それぞれ十人を対象に実施。
唾液(だえき)に含まれ、精神的ストレスとの関連性が強いクロモグラニンAを始業、
終業時に測定するほか、調査票に▽頭が重い▽いらいらする-など二十五項目に
わたる自覚症状を記入してもらい、音楽が身体に与える影響を調べる。
調査には、クラシック音楽による右脳開発の研究などに取り組む日本音楽熟成協会
(七田真会長)が協力する。深田助教授は「音楽によるストレス軽減効果が実証できれば、
企業の品質管理を向上させることができる」と話し、今回はプレテストと位置付け、
継続的に調査する考え。
音楽療法を研究している埼玉医科大学短期大学の和合治久教授(免疫学)は「現代人は
ストレスによる緊張で冷え性や高血圧が多い。生活習慣は人によって異なるので、より
現実的なデータが得られるのは有効だ」と話している。
ソース 日本海新聞(2006/02/02)
URLリンク(www.nnn.co.jp)