05/09/17 03:18:00
★ヤコブ病の解剖18% BSE感染見逃しの恐れ
原因不明の孤発性クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)として死亡した患者
388人のうち、確定診断に必要な脳の解剖を受けたのは18%(70人)だけで、
欧米に比べ極めて低いことが、厚生労働省CJDサーベイランス委員会の
最近6年間の実態調査で16日分かった。
牛海綿状脳症(BSE)が人に感染して起きるとされる変異型ヤコブ病は、
感染拡大の防止上、孤発性との識別が重要だが、難しい場合がある。
2月に国内初の変異型と診断された男性も、いったんは孤発性とされ、
解剖で変異型と判明した。
同委は「変異型見逃しを完全に防ぐには解剖率の向上が必要」と指摘。
行政による解剖経費の補助や、特別な解剖実施施設の整備が急務としている。
河北新報 URLリンク(www.kahoku.co.jp)