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AP通信によると、共和党のマイク・デワイン上院議員（オハイオ州選出）の元女性
スタッフで、交際していた6人の男性との性生活を「Washingtonienn」という名前の
ブログで公開して話題を呼んだジェシカ・カトラーさんが、名誉棄損で連邦地裁に
訴えられた。
カトラーさんの弁護人によると、初公判の日程は未定だが、裁判開始前に和解する
動きはない。
訴えたのは、交際男性の1人で、デワイン議員の法律顧問を務めていたロバート・
シュタインブーフ氏。
シュタインブーフ氏は、名誉を傷つけられたとして、カトラーさんに2000万ドル
（約24億円）の損害賠償金を請求している。
カトラーさんが2004年に始めたブログは、当初、親しい友人数人だけが読者だったが、
米国の有名なゴシップサイト「Wonkette.com」の女性編集者、アナ・マリー・コックス氏
が、カトラーさんのブログへリンクを張って、紹介したことで人気に火がついたもの。
この騒動が原因で法律顧問を辞めたシュタインブーフ氏は、現在、アーカンソー州
リトルロックにあるアーカンソー大学で助教授をしている。
彼が受け持つ法律家倫理の授業では、多くの学生が、同氏の性生活が赤裸々に
描かれたカトラーさんのブログを見ており、これについて、シュタインブーフ氏は、
「笑いごとではなく、深刻な問題だ」と述べている。
SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）やブログなどが普及して、個人が日々
の生活についての情報を公開する機会が増えたことで、他人のプライバシーを
どの程度まで守るべきかが問われており、その点で、今回の裁判の判決は
多くの注目を集めそうだ。
ニュースソース
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