06/11/29 13:40:29 BE:79697232-2BP(3066)
国連人権理事会は２８日、危機的な人権状況に陥っているスーダンの
ダルフール問題を懸念し、暴力の停止を求める決議（アフリカ諸国提案）
を賛成多数で採択した。
同理事会が６月の初会合以来、イスラエル以外で特定国の人権侵害を批判
する決議を採択するのは初めて。
決議は、「ダルフールの人権、人道状況の深刻さを懸念し、すべての当事者に
対し即時の暴力停止を呼びかける」としたが、スーダン政府の国民を守る責任や、
人権侵害行為者の処罰に関しては触れていない。
このため、欧州連合（ＥＵ）が独自の決議案を前会期に提出、対抗するかたちで
アフリカ諸国が提出した決議案との一本化のための交渉を続けていた。
しかし、アフリカ諸国は修正を拒否。
採決では、イスラム諸国もアフリカ案を支持し、採択された。
日本は棄権した。
人権理は４７理事国のうち、イスラム諸国が最大のグループを構成。
これまでイスラエルのレバノン侵攻やパレスチナ自治区攻撃に対する非難決議を
採択してきた。
ＥＵを中心に「ダルフール問題に声を上げられないようでは人権理の存在意義が
問われる」との危機感を募らせている。
ニュースソース
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