06/12/28 18:54:26 KrmTjNsi
>>218
>圧倒的多数の敵軍に囲まれた城を少ない兵で守らなければならないとき
>…どうするものか?
ジョークにマジレスするのもアレだけど…
戦国期の日本の城は石垣造りではなく、殆どが戦況に応じて建設される
土城で、前線に設置される城は圧倒多数の侵攻軍に対し、少数兵力で長
期の防衛を目的としており、理論に裏打ちされた極めて高度な築城、防衛
技術が発達していた。完成期の城は鉄砲は勿論、攻城砲の導入にも対応し、
縦深防御、防御区画のブロック化と構造の共通化、キルゾーンの設定、
火線交差、斜堤構築などを行っていた。
少数防衛の為に純軍事的目的で建設される日本の城は朝鮮戦役において
も威力を発揮し、『築必守之城 城之堅固 固無比也』と言われるほど
だった。逆に朝鮮式城郭を見て笑わない日本兵はいなかったと言う…
日本軍の平壌防衛失敗は朝鮮式城郭を流用した事が原因であり、以後、
日本軍は自力での陣地構築に切り替える事となった。