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「この国を訴えたいくらいいっぱい差別を受けましたから」。1日、テレビ朝日系の昼のワイドショー番組で
和田アキ子の放った言葉だ。「人間一滴」と題したシリーズで、映画監督山本晋也がアンカーマンとなって
和田アキ子の本音に迫った。約20分という長いインタビュー構成の番組だった。局側が明らかに「衝撃の発言」
として紹介しようとした冒頭シーンはしかし、その一コマで終わり、差別の中身についてはついに触れられることは
なかった。そのことがよけいに彼女の一言を際だたせた。「言わずもがな」。視聴者の中には思った人もいただろう。
記者の目には、言わずにはおれなかった口惜しさと、それ以上は言うまいと、固く口を閉じるエンターテナー和田
アキ子の矜持が見えた。
(文化部・仲田功)