06/12/17 14:57:29
「日本経済追い越し無理、格差拡大も」現代経済研
【ソウル17日聯合】
日本経済の回復が続く中、韓国経済が日本経済に追いつくことは不可能で、その差はさらに広がる可能性が
あるとする分析結果が出た。
現代経済研究院は17日、韓国経済の見通しに関する報告書を通じ、来年の韓国の国内総生産(GDP)成長率は
今年の5.0%を0.7ポイント下回る4.3%と予想され、経済成長は日本よりも早く鈍化していると指摘した。
韓国と日本のGDPの差が最も開いたのは1995年の4兆7303億ドルで、2002年に3兆3714億ドルにまで迫ったが、
日本経済の回復で2003年から再びその差が広がり、昨年は3兆7616億ドルにまで達した。
1人当たりのGDPの差も1995年の3万330ドルから昨年は1万9047ドルにまで縮まったが、
再び拡大に転じる可能性が高いとみられる。
韓日間の経済規模の格差が生じる理由については
▼韓国が日本の模倣型技術戦略を通じて成長したため、技術力の向上が不十分
▼技術力での大きな差
▼両国間の労働生産性格差の拡大
▼韓国の部品・素材など産業基盤技術の不足―などを挙げている。
また、韓国が世界1位となっている商品数は2004年現在で59点と、日本(291点)の20.3%にすぎず、
世界経済環境への対応が日本よりも弱いこと、経済・社会・文化インフラが日本よりも格段に劣っていることも
原因となっていると指摘した。
研究院は、韓国経済が日本に追いつくためには、産業時代の日本模倣型成長戦略から抜け出し、
情報技術(IT)やバイオ技術(BT)などの新産業分野をリードする新技術を開発する先進化戦略を進めるとともに、
北東アジア単一通貨の推進や韓日・韓日中北東アジア新技術共同体の構成を通じ、日本との競争と協力を
同時に進める戦略を検討すべきだとアドバイスしている。
ソース:聯合ニュース
URLリンク(japanese.yna.co.kr)