06/12/16 19:07:46 16hhGwGQ
韓国製液晶テレビ終了のお知らせ
液晶ディスプレイの売れ行きに陰りが出てきて、韓国のLGフィリップスの営業利益が450億円ほどの赤字(四半期だけで!)
になっているということです。で、その対策として旧来の生産効率の高い第5.5世代ラインへの投資をする(中略)
なぜ、5.5世代に戻る必要があるのか?
その理由を知るには、これまでのLGフィリップスやサムスンがどのように製造機器を導入してきたかを知る必要があります。
これまで先端の製造機器を真っ先に導入してきた企業はどこか。シャープです。
シャープは常に最先端の液晶パネル製造機器を導入し、液晶ディスプレイの大型化に努めてきました。
液晶ディスプレイ製造においてもうひとつ大きなコスト要因があります。それは歩留まり。要するに良品率ですね。
この歩留まりを上げるのは製造機器をどのように使用するかだけではなく、どのように設置するか、どのような
順序で機械を動かすかなどのノウハウを積み上げていく以外にありません。
で、シャープは必死になってこのノウハウを積み上げて歩留まりを上げていくのですが、
製造機器の会社を通じてノウハウがだだ漏れになっていました。メンテの担当は多くの場合で製造会社の担当ですので。
でもって、歩留まりが上がった頃を見計らってLGフィリップスやサムスンが同世代の製造機器を導入します。
すると最初から安定した歩留まりで製造できるためにコストが削減できるわけですね。
このような構造でシャープは常にサムスン、LGフィリップスからキャッチアップされてきました。
URLリンク(vortex.milkcafe.to)
【参考】
国内最大の液晶生産拠点「シャープ・亀山工場」 訪問記-液晶パネル生産ラインはブラックボックスの固まり
URLリンク(www.watch.impress.co.jp)