06/12/13 22:23:47
◇だいあろ~ぐ:東京彩人記 中国民主化運動活動家・魏京生さん /東京
78年の中国民主化運動「北京の春」で民衆を率い、18年間の獄中生活を耐え抜いたカリスマ活動家、
魏京生氏(56)が10月末にアムネスティ・インターナショナル日本の招きで来日した。
飛躍的な経済発展、2年後の北京五輪開催に沸く中国の民主化の現状を、米国在住の身でどう感じているのか。
都内滞在中に聞いた。
◇救援活動に感謝込め来日
--来日の目的は?
救援活動という展望の見えない活動を長年続けてくれた人々に感謝したかった。
アムネスティの神戸、大阪の人とも初めて会ったが、古い友人のような感慨を覚え印象的だった。
アジアは今緊張している。特に北朝鮮の問題。安全保障にもかかわる問題だ。
今、他国の民主化が進まなければ、ひいては日本の危機にもつながりかねないことを分かってほしい。
--今、日本の書店には多くの中国に関する本が並んでいる。ほとんどが経済発展の視点から書かれたものだ。
民主化も進んだと思い込みがちだが?
実際には違う。世界中のどこにも、経済の自由化によって政治が民主化された国はない。
経済発展は民主化への重要な条件ではあるが、イコールではない。
鍋があっても料理をしなければ食べ物にはならないのと同じことだ。
--民主化運動の現状は?
民主化運動で逮捕される人の数は増え、刑は重くなっている。
インターネットの掲示板で意見を書いただけで逮捕され、10年以上という重い刑を受ける。
中国は、天安門事件の後、国際社会から強い批判を受けた。
政府は批判をかわそうと、有名な政治犯を釈放して大きく宣伝し、裏で何人もの政治犯をつかまえることを
繰り返してきた。
海外の人には中国が政治犯を次々に釈放したように見えたはずだ。
しかし実はまだ多くの人が逮捕されている。
>>2以降に続きます。
ソース:毎日新聞
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