06/12/11 23:49:35
「韓国に行ったことがありますか?」
「いいえ、行った事はありませんが、韓国の話は何度か聞きました。2002年ワールドカップを開催し
て4強にも進出したと聞きました。ところで韓国は日本のどのあたりにある都市ですか?」
「はい?韓国と日本は全然違う別の国ですよ。」
「そうですか?私は韓国が日本にある都市の名前だと思ってました。2002年W杯公式名称が'Korea-
Japan 2002'じゃなかったですか?」
韓国観光公社イギリス駐在員が直接経験したというこんなエピソードは外国をよく出入りする人は誰
でも一度経験したはずだ。韓国企業の中で外国人に一番広く知られた'サムソン'も相当数の外国人が
日本の会社だと思っている。彼らが'Korea'を見る視点は相変らず1950年代にとどまっている。こ
んな状況を乗り越えるにはどうしたらよいだろう。
韓国観光公社が世界26都市に派遣した海外駐在員の声を盛って発行した『韓国を売り込む人々』は
経験からにじみ出る鮮やかな回答を聞かせる。一つ例を見てみよう。
大多数のイギリス国民が韓国に対して無知な状況を打開するために、観光公社は2004年からイギリス
青少年と大学生の修学旅行を韓国に誘致するため、あらゆる努力をしている。外国の青少年の国内修
学旅行は、自然に海外での韓国認知度を高めることができるという判断からだ。しかし、世の中そう
あまくない。修学旅行を韓国に誘致することは「もっぱら地面にヘディングすること」だった。
まず学生の父兄が比較的経済的余裕があるイギリス国内の私立中高等学校30ヶ所のアドレスと学校
長名を把握してから、その学校に韓国関連図書を寄贈しながら観光説明会を持つことができるかどう
かを打診した。結果はさんたんたるものだった。三週間が過ぎた後、3ヶ所だけが回答を送ってきた
が、内容はどれも否定的だった。
こんな結果はもしかしたら当たり前なのかもしれない。イギリスの中高等学校の修学旅行は校長が単
独で決めるよりは校長が教師及び父兄と協議を通して決め、最終決定権者も学校ごとにまちまちだ。
はじめからまた始める必要があった。この本は幾多の試行錯誤を経て、結局イギリスの名門学校であ
るハロースクールの修学旅行を韓国へ誘致することに成功した過程をありありと見せてくれる。
観光公社は学校で観光を勉強している学生たちを念頭に置いてこの本を発行したと明らかにした。
ソース:プレシアン(韓国語)"Korea?日本のどのあたりにある都市ですか?"
URLリンク(www.pressian.com)