06/12/11 17:53:51
(>>1の続き)
日本政府は、6者協議の再開に期待を表明してきた。「拉致」事件の真相糾明も求めている。
しかし、日本政府がとっている一連の態度自体が6者協議に深刻な障害をもたらし、「拉致」
事件の真相解明も困難にしている事実を反省すべきである。歴史的な平壌宣言にも明らか
に違反している。
私たちは、日朝関係と在日朝鮮人をめぐる歴史的経緯の上に立って、いっさいの民族差別、
弾圧と「制裁」をやめ、日朝関係の正常化と、民族的諸権利を完全に保障するよう政府に
要求する。また、日本政府と関係省庁、自治体や警察、公安、そして「メディア・ファシズム」
とも言うべき状況をもたらしているマスコミに対して、日朝友好を願う人たちの全てが要求、
要請を強めることをお願いしたい。さらに、政党や民主団体も、正しい観点と態度を貫くこと
ができるように努力しなければならない。そして、地域における日朝連帯を基礎に、事態の
抜本的改善に向けて前進できるようみなで努力することを訴える。
日本教職員組合、在日本朝鮮人教職員同盟との提携を基礎にして、各県教職員組合、
高教組、各地の研究会が結集して、日朝教育交流、日朝友好連帯運動、民族学校支援運動
などに取り組んできた日本朝鮮学術教育交流協会は、幾多の苦難を乗り越えて在日朝鮮
人民族教育が60周年を迎えたことを共に祝賀し、平和、民主主義、真実と正義を貫く教育、
民族教育権の完全保障をめざして共同の努力をさらに強める。
・清水潤・日朝文化交流協会事務局長発言(要旨)
(日本)政府とマスコミは拉致の問題をきっかけにして、共和国の行っているすべてが、
あやしく、けしからん、というように「短絡的」で「絶対悪」扱いしている。
そこで私たちは正常な感覚で、マスコミが流す共和国報道に「世間の常識が実は非常識」と
いうことを叫び続けなければならない。
政治家もマスコミも、民主主義国家ニッポン」と叫んでいるが、本当に日本は民主主義国家
なのだろうか。総聯をはじめとする在日朝鮮人へのいやがらせと「弱い者いじめ」の現実は、
依然として大日本帝国当時の枠の中から抜け出ていないと思わざるをえない。
崇高な民族の血が流れているみなさんは、自信と誇りをもってこの難局を乗り越えて行ける。
一日も早い南北朝鮮の自主的平和統一と、日朝国交正常化の実現を熱望する。