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ジム・リーチ前共和党議員インタビュー
駐米韓国大使館のある外交官は「兄弟みたいな人を失った」と語った。この6年間、米下院で東アジア・太平洋小委員会委員長を務め、
韓半島(朝鮮半島)政策に大きな影響力を持っていたジム・リーチ氏(64)のことだ。
共和党議員だったリーチ氏は、民主党が米国民の「反イラク戦」意識を背に圧勝した先月の米中間選挙で落選した。同氏は今月末、
30年間の議員生活にピリオドを打つ。米議会で韓国を最もよく理解する「親韓派」の代表的な人物とされてきた同氏は7日、本紙との
インタビューに応じた。その中で、これまで米下院で見守ってきた韓米関係について、自身の考えを淡々と語ってくれた。
まず同氏は「一部の韓国人は米国を嫌っているが、米国人は誰も韓国にそんな感情を持っていない」と述べた。
―韓国をどう思う?
「韓国は米国にとってこれ以上ないというほどに大切な国だということを、韓国人たちはあまりよく知らない。
私たちは共に北朝鮮の侵略に対抗し戦ってきた。そして今も北朝鮮問題を平和的に解決しようと共に努力している。
米国人は真の韓国の民主主義と実現に尊敬の気持ちを持っている。
世界の多くの国々が韓国をモデルにしようと注目していることを忘れてはならない」
―韓国では反米感情が大きくなっているが。
「現在、多くの韓国人が米国の政策を否定的に見るのはとても印象的だ。米国にはそうした現象がないためだ。米国人は全員親韓派だ。
それが今、米国と韓国の相違点の1つだ」
―来年の韓国大統領選で再び反米感情情が悪用される可能性を心配する人が多いが、米国はこれにどのように対処していくだろうか?
「韓国人が米国政府を批判的に見る権利はある。
ただ、私たちが望むのは、韓米両国は歴史を共有しており、世界の多くの利害を共にする仲だと米国が信じていることを、韓国人に知って
ほしいということだ。
韓国人が米国の政策を信じられないというなら、それも彼らの権利だ。
他人の過ちを正すのが私たちの任務ではない」
―同盟関係が弱まれば、結局は在韓米軍も撤退するのでは?
「逆に言えば、韓半島が困難な局面になればなるほど、米国の介入は強くなるだろう。
一方で南北関係が肯定的に前進するほど、そしてある時、和解が成立する段階に到れば、在韓米軍の必要性もそれだけ減る。
もちろん、韓国政府が望まないなら、私たちは米軍を撤退させなければならない。
そうでなければ、米国は韓国人が望む限り、韓国に対する約束を守り続けるだろう」
―去年10月の訪朝後、北朝鮮の体制についてどのような考えを持ったか?
「北朝鮮の政権交代を戦略的目標にするのは非現実的だ。米国も韓国も、対北朝鮮政策の目標を北朝鮮の「政策的変化」を促すことに
照準を合わせなければならない。北朝鮮はかつての東欧のケースとはまったく違う。北朝鮮には自由労組もなく、国民も親西欧的ではない」
―ブッシュ大統領が直接、金正日(キム・ジョンイル)総書記に会うのは良い方策となり得ると思う?
「私は公の場で米国と北朝鮮が直接話し合わなければならないと主張してきた。
ただ、今が大統領自ら話し合いに出る段階なのかどうかは分からない。
それが可能な時期もあるだろうが、それ以前に互いに尊重し合うプロセスを構築するべきだ」
ワシントン=許容範(ホ・ヨンボム)特派員
ソース:朝鮮日報
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