06/12/07 11:51:07
先端技術が中国流出、産業スパイ摘発…5000億ウォン台損失
国内の中小企業が開発した最先端衝撃吸収発泡剤の技術と営業機密を
中国業者に流出させ、5000億ウォン(約600億円)台の損失を負わせた
産業スパイの一党が逮捕された。
釜山(プサン)警察庁外事課は、米国・欧州など海外市場でシェア30%を占める
高弾性発泡剤の製造会社であるK社(釜山沙上区)の核心技術および営業機密を
中国のJ社に提供した疑いで、同社の元中国支社長パク容疑者(43)を6日、逮捕した。
また同社の元国内外営業担当のチェ容疑者(43)らを同じ容疑で非拘束立件した。
さらに警察は不正に技術を買い取った疑いで中国J社の代表(53)を指名手配し、
中国公安に通報した。
警察によると、パク容疑者らは03年7月末、中国浙江省にあるK社中国支社から、
同社が独自開発した高級発泡剤AC3000Hの工程図や配合比など製造技術と
流通管理のプログラムが入ったノートブックを持ち出し、同年9月、J社代表に会社の
株式10%と副社長職を受ける条件で譲り渡したという。
パク容疑者らはまた、K社が保有していた海外取引先・販売単価などの情報を提供し、
販売市場を確保できるよう支援したことが分かった。J社代表はパク容疑者らから
譲り受けた技術を基礎に04年1月から類似製品AC6000Hを生産、35-50%ほど
安い価格で欧米地域10カ国のK社の取引先と韓国5業者に供給してきたことが確認された。
警察は技術流出によるK社の被害額は5000億ウォンにのぼると推算した。
ソース:中央日報
URLリンク(japanese.joins.com)