06/12/06 19:27:28
◇ローンスター問題：検察「外換銀行売却、全過程が不法」
外換銀行買収過程における不正疑惑を捜査している検察が、2003年当時の売却決定と価格の算定、
買収資格の承認の全過程に不法行為があったという結論を下したことが5日明らかになった。
これはローンスターによる外換銀行買収を最終承認した2003年9月、金融監督委員会の「株式超過保有承認」が
不法行為であったという意味で、売却決定が根本的に無効になる可能性を示唆している。
最高検察庁中央捜査部は7日、中間捜査結果を発表し、監査院と金融監督委員会に外換銀行売却が
不法であるという捜査結果を通達する予定だ。
監査院が売却決定について金融監督委員会に是正を要求するか、金融監督委員会が自発的に売却
承認を取り消す可能性もあり、大きな波紋を広げることが予想される。
これを受け、外換銀行の旧大株主とローンスター、金融当局間の超大型訴訟事態へと発展する見通しだ。
投機資本監視センターのイ・デスン弁護士は
「売却決定の過程の錯誤と欺まん、条件の不備が確認されれば、行政法に従って金融監督委員会が
職権取り消し（有効として発令された行政行為に対し、監督庁などがその行為に不当性があるという
理由で効力を消滅させること）を行うことができる」と述べた。
しかし金融監督院の当局者は「裁判所で有罪が確定される場合、6カ月以内の売却命令を下すことができるだけ」
と述べ、論争が予想される。
最高検察庁中央捜査部は、辺陽浩（ピョン・ヤンホ）前財政経済部局長とスティーブン・リー前ローンスター
代表が2002年10月ごろ、既に買収価格10億ドル（約1150億円）、持ち分51％、買収方法まで合意していた
事実を確認したとされている。
辺前局長と李康源（イ・ガンウォン）前外換銀行頭取がこれに合わせるため、潜在的な銀行の経営難を膨らまし、
BIS （国際決済銀行）自己資本比率を6.16％に合わせたというもの。
>>2以降に続きます｡
ソース：朝鮮日報
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