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バーシュボウ駐韓米国大使は5日、「ニューライト」団体の学者との懇談会で「中国は北朝鮮を実際に動かすことができる国」とし、
北朝鮮政策における中国の協調に対する信頼を何度も口にした。
中国は今年7月に起きた北朝鮮によるミサイル発射事件、そして10月に起きた核実験を受け、米日両国が主導した2回に及ぶ国連
の北朝鮮制裁決議に積極的に賛同した。また中国は米国による北朝鮮の違法口座の凍結にも歩調を合わせた。
一方、中国の唐家セン国務委員(外交担当)は今月2日、「中日関係は5年間の足踏み状態を脱却し軌道に乗った」と語った。
胡錦濤中国主席は先月のベトナム首脳会議で安倍首相からの提案を条件なしに受け入れ、来年の3月か4月に日本を訪問することを
決めた。敵のようにいがみ合ってきた中日両国の関係も、雪解けの時期を迎えたようだ。
安倍首相は今年9月の就任直後、韓国訪問に先立って中国を訪問していたが、中国主席の答礼訪問もやはり韓国訪問に先立って
行われることになった。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権はかつて、米国・日本の海洋勢力と中国・ロシアの大陸勢力の間でバランサーの役割を担うとし、
「われわれの選択によって北東アジアの勢力図が変わるだろう」としていた。
しかし中国はこうした韓国の話には見向きもせず、積極的に米国や日本に接近した。最近では米日両国の北朝鮮政策における
パートナーが、韓国から中国に変わったという声も上がっている。韓国政府による「北東アジアのバランサー」といったご託を聞きながら、
中国政府が内心何を思っていただろうかと考えるだけで、恥ずかしくなるほどだ。
盧武鉉大統領は国賓として2泊3日の日程で訪問したインドネシアで「インドネシアの展望はとても明るい。帰国したら韓国政府に
特別チームを作る」と語った。また盧大統領は国の内外に課題が山積しているにもかかわらず、カンボジアを3泊4日の長期にわたって
訪問し、現地で破格の接待を受けた。
一方、盧大統領とほぼ同時期に就任した中国の胡錦濤主席は、就任後2年近くにわたって産油国を中心とした海外歴訪を行った。
中でも世界最大の潜在的な石油庫である中央アジア諸国を重点的に歴訪した。それと比べると、無資源国家である大韓民国大統領の
海外日程はあまりにものんびりとしたものに感じられる。
現政権が「米国・日本と距離を置けば、それだけ中国に近づく」という幻想を追っている間に、米日中の3カ国は緊密なグループを形成し、
韓国はつまはじきにされた。盧武鉉大統領がアジアの辺境国家に滞在して特別待遇を受けているのも、のけ者になった悲しみを癒やす
ためなのかもしれない。
ソース:朝鮮日報
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