06/12/03 20:42:44
◆笑い誘う日本ネタ 瀋陽・中街5
中国東北漫才とでも訳せばいいのだろうか。
2人組が歌や話術で客を笑わせる地域の伝統芸能「二人転」
その最も有名な劇場が「劉老根大舞台」だ。
趙本山らの中国を代表する喜劇スターが輩出してきた。
約600席はほぼ満席。
客たちがヒマワリの種を食べるパチパチという音が響く中、
男女ペアの芸人が登場し、コントや歌を披露した。
政治の話はなし、お色気ギャグも影を潜めつつあり、毒気が残るのは日本ネタぐらい。
「何その青い服、変よ」「でもブランド品なんだよ。えーと、ここに書いてある。
五輪開会式での……日本選手団の入場服っ」。
続けて「まさか日本の客はいないよな」との言葉に歓声が上がった。
庶民たちの日本への強い関心と反感。
そんな中国東北地方の現実も、笑いににじんでいた。
(文・古谷浩一、写真・越田省吾)
話術とユーモラスな動きで観客を沸かせる「東北漫才」の舞台
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朝日新聞 2006年12月01日
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