06/12/03 17:59:01
日本と朝鮮半島の文化交流をテーマにした講演会と音楽会が二日、
神戸市中央区下山手通二の中華会館であった。
滋賀県立大名誉教授の鄭(チョン)大(デ)聲(ソン)・韓国食文化研究所長が
食文化の深いつながりについて話し、市民ら約九十人が聞き入った。
県朝鮮人国際交流センターの主催。鄭所長は、朝鮮半島がルーツのキムチが、
二十年間で日本での消費量が十倍になり、最も食べられる漬物になったと報告。
「朝鮮半島の食文化が日本に根を下ろした」と指摘した。
また、古代に酒やニンニクが朝鮮半島から伝わったことや、
豊臣秀吉の朝鮮半島出兵で日本に連れて来られた技術者が豆腐や陶磁器を伝え、
「どんぶり」は朝鮮語の「タンバル」が変化したなどと紹介。
「不幸な歴史もあるが、日本と朝鮮は生きるために大切な食べ物で交流していた身近な存在。
友好を深める参考にしてほしい」と話した。
日本のコーラスグループや朝鮮学校卒業生でつくる兵庫朝鮮歌舞団の踊りもあった。(森 信弘)
ソース 神戸新聞
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