06/12/02 16:00:02
中国共産党(中共)政権はこのほどキリスト教家庭教会の信者15人を秘密処刑した。
罪名は殺人罪。
一方、代理弁護士らは、本件に関する法的審理は根底から違法していると指摘、
被告人らの無実を訴え、中共政権による宗教弾圧の一貫であるとの見方を示した。
米国の「対華援助協会」(本部・テキサス州)の声明文によると、11月下旬に
中国のキリスト教家庭教会「三班僕人」の指導者・徐双富氏、李毛興氏、
王軍氏が黒龍江省で秘密処刑されたという。
「三班僕人」というキリスト教家庭教会には、約100万人の信者がおり、
中国家庭教会の1つの教派である。
その指導者の徐双富氏(男性、60歳)は、14歳からキリスト教を信仰し始め、
これまでに「反革命」や、「社会治安を騒乱する」などの罪で、2回にわたり
有期懲役を科せられ、10年以上投獄されていた。
また、伝教活動が違法行為と指摘され、幾度も強制労働収容所に監禁されていた。
徐双富氏は1990年代初めに、「三班僕人」を結成した。
今年3月と7月に法廷審理が行われ、当局の起訴状によると、2003年3月から
2004年の間に、山東省や、江西省、四川省などの7つの地区で、徐双富氏と
16名の「三班僕人」メンバーが、「東方閃電」という教派の信者20人を殺した。
決め手となる証拠は、被告人たちの自供であるという。
これまでに本案の被告人として22人が死刑判決を受け、12人はすでに処刑され、
そして今回新たに上記の3人が秘密処刑された。
判決には物的証拠が乏しく、被告人たちの自供が断罪の決め手となっている。
今年3月黒龍江省双鴨山市中級人民法院(日本の地方裁判所に相当)での
一審の審理をする際に、徐双富氏などの被告人は法廷で警察が凄まじい拷問を強い
自白を強要したと明かし、拷問に耐え切れなくなった状況の中で罪状を認めたと主張し
一切の告発を否定した。
1人の被告人はその場でズボンを下ろし、拷問の傷跡を開示した。
一方、法廷側は被告人たちの主張を完全無視した。
内部情報筋によると、被告人の1人は2004年4月27日、拷問により死亡した。
大紀元の取材を受けた本案の李平和代理弁護士は
「判決書がないまま、家族と弁護士も知らされない状況の中で、
最後の一面も会わせずに、3人は11月下旬に秘密処刑された。
一週間後の11月29日に裁判所は私に初めてこのことを通達した。
このやり方は酷すぎる」と語った。
大紀元時報-日本 06/12/02 08:54
URLリンク(jp.epochtimes.com)
※>>2-5あたりに続きます。