06/11/28 18:30:16
国会統一外交通商委員会は27日、ハンナラ党の議員が全員退場する中、
来年度の南北協力基金として1兆1855億ウォン(約1481億8700万円、軽水炉の
予算を除く)を可決した。
これは、政府の提出した元々の予算を変更せずに、そのまま通過させたものだ。
ハンナラ党は同日、「北朝鮮の核実験が進められている状況で、どこに使用されるかも
分からない南北協力基金は断じて減らすべきだ」と、協力事業用として新たに組み込まれた
6500億ウォン(約812億円)のうち2000億ウォンを削減するよう要求した。
しかし、ヨルリン・ウリ党はこれに反対、ハンナラ党と真っ向から対立した。
ハンナラ党は、最終的に1000億ウォン(約125億円)を削減するよう提案したものの、
与党によって断られた。一方与党は採決を主張した。
ハンナラ党が「これ以上、続けられない」とし、会議場を出てしまう中、与党議員は
政府原案をそのまま可決してしまった。統一外交通商委員会(計26人)に所属する議員のうち、
ヨルリン・ウリ党12人、民主党1人、民主労働党1人が参加し、全会一致で賛成した。
南北協力基金とは、統一部の予算のうち北朝鮮に対する人道的支援、人的交流、
経済協力などに掛かる資金だけを別途にし、管理する基金だ。
2007年の協力基金の予算案は、北朝鮮に対する人道的支援の場合、
今年と同水準の食糧50万トン、肥料35万トンとなっている。
また、金剛山観光の補助金までも盛り込まれている同日の案は、
予算決算委員会でも審議にかけられる。
ソース(朝鮮日報):
URLリンク(japanese.chosun.com)