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【コラム・断】Kan Sanjunとは一体誰か
半年も前のことだけれど、「プレジデント」七月三日号に政治学者の姜尚中が写真入りで登場している。
これがどうもひどい。いや、内容ではない。姜の名前の読み方がひどいのだ。にっこり笑った写真の横には
漢字で「姜尚中」。これに振り仮名はない。だが、下の略歴欄にローマ字で「Kan Sanjun」と読み方が書
いてある。これで「姜尚中」のことだと分かる朝鮮人はいない。これだと、朝鮮人にあまり多くない名前だが、
「干山準」ぐらいである。
「姜尚中」は日本語読みなら「きょうしょうちゅう」、朝鮮語読みなら「かんさんじゅん」。日本人は日本語読み
でなんら差し支えない。だって、日本人が外国語を強制される理由はどこにもないんだもの。むろん、朝鮮
漢字音を知っておくことも悪いことではない。漢字文化のアジア的広がりが分かるからだ。バカげているのは、
朝鮮語読みを日本人に強制することだ。結果、このざまだ。
日本語と朝鮮語では音韻体系が違い、相互に存在しない音がある。それを無視してローマ字書きしても何の
意味もない。イギリスの元首相サッチャー女史(Thatcher)をSattya女史と書いて国際性の証しだと思ったら
バカだ。これと同じ愚行なのである。
自分の名前の朝鮮語読みを強制だか誘導だかしている姜尚中にも責任はある。『姜尚中の政治学入門』で、
社会を見るには「カンを磨け」と説き、「姜がカンでは洒落(しゃれ)にもならないが」と言い訳している。朝鮮音
では、姜はKang、勘はKam、確かに洒落にならない。きょうしょうちゅうさん、どうお考えですか。
(評論家・呉智英)
(2006/12/07 06:54)
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