06/11/26 23:08:44
◇中国産淡水魚など輸入禁止―香港
発ガン性物質を検出、４０種類に
【香港２６日深川耕治】
中国産の輸入淡水魚の抽出サンプルから発ガン性物質であるマラカイトグリーンが含有していることが
判明し、中国産魚介類の輸入卸売を取り扱っている香港漁業組合（港九新界海外漁業卸売商工会）は
２７日から少なくとも３日間、中国産の淡水魚やカニ、エビなど４０種類の淡水魚介類について
輸入禁止措置をとると発表した。
香港食物安全センターが２５日、香港内の卸売市場１０カ所で扱っている中国産淡水魚のうち
広東省順徳産の抽出サンプルから発ガン性物質であるマラカイトグリーンが１キロ当たり０・００６９ミリグラム
含有していた。
広東省では工場廃水などによる河川や海水への汚濁が深刻化しており、汚水による魚介類への影響が
懸念されている。
同問題は今月に入り、香港に輸入されている中国産養殖ウナギからマラカイトグリーンが検出され、
中国産魚介類の取り扱いについて混乱が続いている。
香港ではこれまで中国産の有毒食品として湖南省産の鶏卵、山東省産や広東省産の淡水魚などが
輸入されており、食に敏感な香港人にとって中国産食品への信用度が下がり、警戒する動きが強まっている。
香港では淡水魚の養殖が行われておらず、淡水魚は中国産に約７割を依存しているため、海鮮レストランでの
名物料理に大きな影響を与えそうだ。
香港の衛生当局は２７日にも専門調査員を北京に派遣して中国の検疫当局に有毒食品の検査徹底を
申し入れ、食品輸出の管理体制改善を討議する予定。
ソース：世界日報
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※参考：中国産養殖鰻のマラカイトグリーン検出について 厚労省
URLﾘﾝｸ(www.mhlw.go.jp)